【札幌市菱先生】授業後にスマホで撮影、昼休み5分で記録完了!! 新任教員との指導交流で活用。

f:id:BANSHOT:20170429213232p:plain 前回の初回投稿に続いて、今回はBANSHOT（バンショット）を活用してくださっている先生の声をご紹介します。札幌市の菱先生からお話をお聞きしました。

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BANSHOTを使い始めたきっかけ

BANSHOTの存在を知ったのは学校に配られたBANSHOTノートから。

docs.google.com

昨年度まで指導をしていた院生が別の学校に赴任したことから、その先生に対し自分の授業の様子を共有し指導をしていきたいと思ったからです。別の学校となると授業の様子を共有して話し合うことは難しいので、BANSHOTを使ってやってみようと思いました。

授業の記録はどうやって？

私は中学校で理科を教えています。今年は2学年を担当しており、1学年は私のみ、もう1学年は2人で担当しています。BANSHOTを通じた授業の記録は、ほぼ毎時行っていますね。複数クラスを持っているので、標準的に進行しているクラスの写真を軸にしつつ、複数枚の写真が登録できるので、少し違いが出ているクラスの写真なども同じコマのなかに記録していることもあります。

記録方法は、授業後にスマホで板書などを撮影しています。授業後は撮影だけ精一杯で文章を入れる余裕はありません。お昼休みの給食前5分で文章を追加しています。

スマホではなくデジカメでやってみたこともありましたが、パソコンに取り込んでアップするとなると手間が多くてダメですね。やはりスマホの方がずっとかんたんに記録できます。

BANSHOTの利用を通じて感じたこと

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今までも一部の授業で写真を撮って記録することはありましたが、毎時記録するようなことはしていませんでした。毎時、各クラスで写真を記録してみると、進度の違いが明確に分かってきます。授業は生徒あってのものですから、授業準備・設計時の想定と違ってくることは当たり前です。クラスによって生徒の反応が違っていたり、理解の深まりの差によって進度が変わってくるのですが、その差分がBANSHOTで記録を残していくことで、より明確に分かってきました。

また、新任教員への共有という理由から、板書の写真を見るだけで授業の様子が分かるように心がけるようになってきました。

今後の活用について

まだ利用して1か月未満ですので、これから活用の幅を広げていきたいと考えています。指導していた先生との共有については、相手の授業も同様に記録し、グループを作成して共有してもらい、こちらからはコメントを返すなどを通じて指導をしていきたいと考えています。

校内での共有という点でも、同学年で一緒に理科を担当している先生との共有も考えていきたいです。進行度合いなどを話し合うことは多いですが、なかなか授業の中身まで見合う時間もないことから、BANSHOTを通じて授業記録を共有することができるのではと考えています。

生徒のノートやプリントの内容など、生徒側の授業のアウトプットの記録なども行っていきたいと考えています。同じクラスの他教科の先生との共有なども行えれば、さらに多角度で生徒を見ていくこともできるのではと考えています。

また、本校では校内研究として道徳の授業改善に取り組んでいます。現状のBANSHOTでは主要教科のみ記録ができるようになっていますが、道徳なども記録できるようになるのであれば、校内研究としてBANSHOTを通じて道徳の授業を記録して共有しよう、ということもできるのではと考えています。例えば研究授業で他校の先生がいらっしゃる際に、これまでの研究授業ではその授業に至るまでの流れは指導案のなかで簡単に触れられる程度でした。BANSHOTで記録していき、例えば研究グループなどに共有していけば、リアルタイムに授業の様子を見ることができ、視察した授業に至るまでの流れをこれまで以上に把握することができ、より研究が深まっていけるのではと考えています。道徳の授業はどのように進めるべきか、悩んでいる先生も多いと思います。是非、記録できる授業の教科等を広げて欲しいと思っています。